甘酒と血圧の関係について詳しく解説しています。
  1. 甘酒が血圧を下げるって本当?高血圧の予防に効果的なワケを解説

甘酒が血圧を下げるって本当?
高血圧の予防に効果的なワケを解説

血圧が上がってしまうのはなぜ?

血圧が上がってしまうのはなぜ?

心臓から大動脈に血液を送り出すときに、血管の内壁にかかる圧力を「血圧」と言います。一定の圧力がかかるからこそ全身に血液が行き届くのですが、この圧力が高すぎる状態が続くと、血管の内壁が傷つきやすくなってしまい、また低すぎると酸素や栄養が身体の隅々まで届かなくなります。つまり、ちょうどいい圧力を保つ必要があるということですね。

私たちの体内では、様々な仕組みによって血圧がうまく調節されていますが、いくつかの要因によって調節の仕組みが壊れてしまうことがあります。この仕組みを壊す要因の1つが、「アンジオテンシンII」という物質の産生。この物質には血管を収縮させたり血液量を増やしたりする作用があるため、アンジオテンシンIIが増えると血圧が上がってしまうんですね。アンジオテンシンIIは、アンジオテンシンIが変換酵素(ACE)の働きを受けることで産生し、さらに受容体と結合することで血圧を上げます。高血圧の人は、この流れをどこかの段階でブロックし、血圧を上げないようにする必要があるのです。

甘酒が高血圧対策に効果的なワケ

甘酒が高血圧対策に効果的なワケ

米麹で作られる甘酒には、「ペプチド」と呼ばれる成分が含まれています。上記で、血圧を上げてしまう物質「アンジオテンシンII」が生成される仕組みについてご紹介しましたが、ペプチドには、アンジオテンシンIをアンジオテンシンIIに変える変換酵素(ACE)を阻害する働きがあるのです。つまり、ペプチドを摂取することで、血圧を上げる物質が産生されるのを防ぐことができるというわけですね。

動物性または植物性タンパク質に由来するペプチドの血圧降下作用については、これまでにも多数報告があり、ペプチドは高血圧の予防・改善に役立つ成分として注目されています。このペプチドが甘酒には多く含まれているため、血圧コントロールのための生活習慣として、甘酒を毎日飲むことが推奨されています。

飲み過ぎに注意!一度にたくさん飲むのはNG

飲み過ぎに注意!一度にたくさん飲むのはNG

しかし、注意しなければならないのは、甘酒にたっぷり含まれている糖分。高血圧の予防・改善のために甘酒を飲んでも、それが肥満につながってしまっては逆効果です。肥満は高血圧を引き起こす大きな要因の1つなので、これでは意味がありませんね。

そこで注意したいのは、甘酒の飲む量と飲むタイミングです。まず1日の摂取量は200mlまで、そして飲むタイミングでおすすめなのは朝です。血圧を上げる物質は日中に働き始めるため、それを阻害するためには朝甘酒を飲むとより効果的。また、一度に200ml飲むのではなく、例えばおちょこ1杯程度(50〜100ml)を朝飲んで、残り100〜150mlを昼食と夕食の間に牛乳で割って飲んだりするのもいいですね。

また、甘酒を飲むときに生姜を入れると高血圧対策としてさらに効果的です。生姜に含まれるジンゲロールには血管を開く作用があるので、血流が改善されて血圧を下げる相乗効果が期待できます。これを3ヶ月〜半年ほど毎日続けることで、しだいに効果が表れてくると言われていますので、ぜひ毎日続けてみてください。

高血圧予防・改善のために甘酒を飲むときの注意点!!
  • 飲む量は1日200mlまで
  • 朝は必ず飲むようにしよう
  • 生姜と一緒に飲むとさらに効果的

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